ギター耳コピ・実践編:「聴く」

実践編「聴く」

それでは、いよいよ実践編に入ります。
早速ですが、この項目が本サイトの核でもあり、
耳コピの本質でもある最重要項目です。

それは「音を聴く」こと。
この聴く耳を徹底的に鍛えます。

自分がコピーしたい曲、その音をしっかりと聴く。

「そんなあたりまえな…」と思わましたか?
この「聴く」事ができていない人って本当に多いんです。
すべては「聴く」からはじまり、それこそが何より大切なポイントなのです。
曲をコピーをするのですから、その元である原曲こそが全ての答えです。
その音、そのニュアンスを正しく聴き取れない限り、
あなたがギターでその曲を正確に弾くことはできません。
コピーをするギターパートをいつも以上によく聴いてください。

耳コピの場合、一曲丸々を流れで聴きながら音を取るのではなく、
(もちろん最初に必ず曲全体を通して聴いている事が前提です)
一部ずつ切り取って何度も繰り返し聴きながら音を拾って行きます。

その時、その音(一音だけでも構いません)を、
更に以下の4つに注意してよく聴いてください。

1) 和音なのか、短音なのか?
2) その音は、どの弦で弾かれている音か?
3) その音の長さは?
4) ピッキングの強さ(タッチ)は?

コピーをする時は、それがたとえ「たった一音」であっても、
これらにしっかり意識を置いて音を聴いてください。
ギターの耳コピができない、と言っている人の大半は、
単にその音の「雰囲気」や「音程だけ」を意識しがちです。
もちろん、はじめは瞬時にこの4つの全てに気が付かなくて構いません、
何度か繰り返し聴くうち、ひとつひとつ気が付いてくるでしょう。

耳コピにコツや才能があるとすれば、
確実にこの「聴く」行為の中に、それはあります。
それは繰り返し行なうことで身に付く才能です。

弾くよりも大切な「聴く」です。

ここを身に付ければ、
耳コピの8割はマスターしたと言っても過言ではありません。
あとは、その聴けている音を正しく表現するために弾く技術だけですから。

もし、どんなに集中しても音が聴き取れない…という方は、
「準備編」でも少し触れましたように、あなたの環境を見直してみてください。
ほとんどの場合、聴こえない=「環境」が原因です。
「聴く耳」は繰り返し行う事で確実に養われていきますが、
それは当然に「正しい音が聴こえる環境」で聴いている前提での話ですから、
どんなに良い耳を持っている人でも、聴こえてこない音は永遠に拾えません。

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決して難しいことはありません。
集中して聴いて、気が付く。

しつこいようですが、何を置いても一番重要なポイントです。

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